2002年11月 5日火曜日
am 10:15
子供の頃から「教育にいい」という映画やドラマが嫌いで、アルプスの少女ハイジや一休さんなんてものは全く見なかった。
なぜ嫌いなのだろう?
つまらないってのが一番大きいが、見せようとする意思、意図が嫌いだってのもある。
PTAや文部省推薦ってのは、実に政治的な思惑が強い。
少なくとも、8時だよ全員集合のチャー坊には文部省の推薦は付かなかったし、飯を粗末にするななどとクレームが付いていた。
ブー子が母ちゃん、母ちゃん、みんながアタシのことをデブだって言うんだよ、ずてーん、柱どてーん、屋根どしーん、ぶわー、ちゃちゃちゃちゃんちゃかちゃんちゃん、ちゃちゃちゃちゃんちゃかちゃんちゃんをやると、デブ差別ということになった。
だが、少年達のコモンセンスとしては、太っていることは、則ち「ブー」であり、太った女子は必ずブー子だった。
なにがつまらないか?
そう、そう。女子はいつでも優等生だったっけ。
「そういうことしちゃいけないんですぅ」
フジテレビの夕方のニュースを見ていると、ときどきそれを思い出す。自分らの方がすさまじいことしているくせにだ。
まあ、いいや。
そんで、大人に喜ばれようとする、子供のずるさも気に入らない。
まあ、根底にはそれがあるだろう。
君は、目を輝かせて、アルプスの少女ハイジを見ただろうか?
見なかっただろう。
まるで拷問である。
少なくとも、私は一切見なかった。
ムーミンもだ。
だから、思い出話で盛りあがっている時に、それらの話になると、まったくついていけない。
大人に喜ばれようとして… か。
考えてみれば、「あんよは上手!」で育ったんだから、それも自然なことかもしれないが、放っておいてもハイハイはやめるもんじゃなかろうか?
オレは、自慢じゃないが、今までにハイハイしながら電車に乗って会社に行く親父を見たことがない。
渋谷で軍服着てホフク前進する奴は見たことあるが。
そういうのが実際にいるのなら、ハイハイからあんよになる時を喜ぶのもわかるが。
そんなことはどうでもいい。
「ねえ、ねえ、すー子」
「なに? ぷう子」
「あたし、またから血が出たの」
「そりゃ大変! お赤飯炊かなくちゃ!」
「えぼぢなの」
「ぎゃふん」
なし
なし
そんで、なんか、小泉は、また日焼けしに出掛けたようである。
まあ、アフリカには風土病をうつされに行ったんだろうけど。
しかし、黄色いのである。
うむ。
明日は、最近話題のVinyである。
「くまちゃん」の話が登場する予定。