2002年8月 30日土曜日

am 08:31

みなさんにお楽しみ戴いたこの「恋の一本ぐそ」も今日が最終回です。
今日、最終回を向かえるということは、まことに私の不徳の致すところであり、実に不甲斐なく、まさしく断腸の思いであります。
思い返せば一ヶ月前、今日のような最終回がやってくるとは想像もしなかったわけであり、本日のこの不測の事態については、まったくもって私の責任であり、私の努力が至らなかったことによるものです。
「お願い、やめないで」と嘆く声も多々ございます。
本当に、ご愛顧ありがとうございました。
今度生まれ変わっても、この「恋の一本ぐそ」だけはやりたいな、と思う次第であります。
こら、そこ。
そんなところでたまきんいじらない。
しげよーし。
こらぁ、こらぁ、こらぁ。このばかちんがあ。

と、いうわけで、毎度おなじみの最終回のご挨拶でした。



切腹の仕方



日本人といえば、海外からは「ハラキリ、サムラーイ」と言われるように、切腹とは切っても切れない関係がある。
しかし、近年、日本人が切腹する機会は極端に減っており、平静 6年からの統計によると、ここ数年は現象の一途をたどっているのが実状。
今日の日本人が腹を切る時は、せいぜい病気で外科手術をするときか、帝王切開をするときぐらいであろう。
こんなことでは、日本の伝統的文花である切腹が失われてしまう危険性がある。
そこで、今回は、特別に切腹の仕方をレクチャーしようと思う。
まず、切腹をするためには、切腹するに至るまでの不始末をする必要がある。
実は、これがまず最初の難問であり、現代日本においては、大抵の愚かな行ない、犯罪、不祥事は「まあ、いいじゃないか」ということでなかったことになるからである。
だから、よほどのことをあらかじめしておく必要がある。
例えば、クラスの女子生徒と淫行に及んだことが発覚するとする、
その時は、もちろん、「両者の合意によるもの」ということで、なかったことになる。
「いいんじゃないかなあ… 私、いいと思います」
「恋愛は自由だ!」

例えば、忘年会に上司がやおら自分のイチモツを取りだし、女子社員の頭にのせて、「ちょんまげだっよーん」
これも「無礼講」ということで隠蔽される。

国憲の最高機関とされる国会議員についても、賄賂をもらっていても、発覚されるまでは問題とならないし、実際に逮捕されるまでは責任を問われないどころか、「群馬の意見は国民の意見」と言い張って再選を果たしたりする。
それどころか、国民の目の前でマスコミに対して便宜を諮るためのコメントをし、マスコミの手による犯罪を逃そうとさえする。
その代わりとして、自らにとって有利おなるような報道をしてもらうことを求めるわけである。
おうじなければ、処刑。

それから、芸能人やマスコミ関係者は薬物で逮捕されてもすぐに戻って来る。
美川憲一、研ナオコ、それから、国生さゆりもそうじゃなかったっけ?
スマップの稲垣メンバーについては、マスメディアを用いての先導、暗示を含んだ報道で亡き者にしようとした。

このプレイは気持ちいいのだということで、頚動脈にネクタイを巻いて首絞めプレイをしている最中にプレイの相手が死んでしまったりしても、公に知れなければ隠蔽される。

ゆえに、切腹するに至るまでのことをするというのは、極めて困難なことである。

だから、よほどのことでなくてはならない。

一つには、それが頂点には立たないものの手で行なわれる必要があるということであり、同時に、隠蔽を企てる後ろ盾が無いことも必要である。
それから、いわゆる社会的な責任を追給されることであり、その犯罪行為、および、不名誉な行為などが社会性をおびている必要もあるし、その者が社会的な発言力を有していないこと、弁解する機会が無いことも必要である。

ゆえに、小さな市町村の出納係が不正に予算から金を着服して、それを用いていたことが発覚したときなどであろうか。
テレビ局のプロデューサーは番組の予算で飲み歩き、遊びまわるのであるが、マスコミはそのような着服を報道する。
ここに、「頂点に立たない者」であるということと、「隠蔽する後ろ盾が無いこと」、「公に対しての発言力を持たないこと」が必須であることを裏づける。
ただ、残念なことに、今日では首つり自殺の方を用いる傾向が高い。

さて、そのように、この現代日本において、貴重なる重大な責任問題が発生し、それを問われるという、極めて希なる貴重な機会が発生した場合におういての、伝統的なる切腹の仕方である。
まず、正式には、当時の服装をする必要があるのだが、わざわざそのためにそれらを揃えることはできないだろう。
だが、「いついかなるときでも」と予め用意しておくことはよいことである。

さて、それでは腹のかっさばき方である。
その前に、辞世の句を詠んでおこう。

それでは、脇挿しを手に持ち、胃の上のあたりにつきさし、ひねる。
そうすると、びっくりするくらい血が出る。
そして劇通。
ゆえに、当然苦しい。
ゆえに、場合によっては首を切り落としてもらう人を用意するのである。

注意!

近年、切腹をした人物でもっとも有名な人物といえば、三島由起男であるわけだが、知っての通り、三島氏はそもそも純文学だったが、ある日、ボディビルに興味を持ち、力にあこがれ、男らしさにあこがれ、それがきっかけで男が好きになったという、有名なホモ(実際に薔薇族)であるために、実行に移す前に、あらかじめ遺書などにホモではないことと書いておこう。



なし




なし




と、いうわけで、「恋の一本くそ」も今回で終了である。
で、最終回を記念して、結構すごいネタの「れくちー」だったわけだが、このファクターをマスコミが悪用するのは必至である。
そこを計算しての過激なネタだったりする。

そんで、今朝、日テレを見ていたら、みのといっしょに赤いシャツ巨乳の女がいたのだが、あれはアナウンサーなのだろうか?
もし、そうだとすると、民放初、いや、テレビ界初の、巨乳アナウンサーである。
ゆえに、ルックスは無視して、百点。
なんじゃそりゃ。

明日からは、コラム「湯河原温泉ばち当り芸者・ばち当たり開脚前転」が始まります。
お楽しみに。