じい
2015年7月13日月曜日
「金魚買ってきたの!」
「じゃあ、早速飲んでみよう」
「それはやめて」
「大丈夫、これでもかくし芸で人間ポンプやってみたかったんだよ」
「それなら大丈夫ね」
「ゴクリ」
「うん」
「・・・」
「どうだった?」
「おいしかった」
「うん」
「・・・」
「・・・」
「出して」
「ぷー」
「おならじゃなしに」
「うん」
「金魚返して」
「それはできない」
「人間ポンプなら吐き出さなきゃ」
「それはできない」
「うそつき」
「うん」
「うん、じゃなしに、返してよ」
「無理」
「無理じゃなく!」
「うんちになるまで待てる?」
「それじゃ死んじゃってるでしょ!」
「いや、なんつうの? ごめん。条件反射でつい噛んじゃって」
「は?」
「コリッとした食感が」
「は?」
「いや、すでにお亡くなりになられております」
「びえーん」
「泣くな、泣くな」
「はぁーん」
「泣くな、泣くな」
「金魚返してよー!」
「いくらしたの?」
「700円」
「今すぐ吐く!」
「ええっ!」
「指原の写真見て吐く!」
「吐けそう」