新発売! セクシーおいなりちゃん

2015年8月27日木曜日

「ごっつぁんです。まだいたんですか」
「もう夕方なのに、ずっとこのままなの。いい加減押してください」
「突き押し相撲は自分はやらないんです。どすこい」
「相撲部じゃないんですものねえ」
「じゃあ、今度は夕飯前のおやつを食べるところを見てください」
「見せる意味がわからないんですよ」
「それじゃ、たこ焼き」
「それは一つづつ食べるのねえ」
「ごっつぁんです。ごっつぁんです。ごっつぁんです」
「すごいスピード」
「じゃあ、次」
「次もたこ焼きなのね」
「ごっつぁんです。ごっつぁんです。ごっつぁんです」
「次もたこ焼きなのね。よく食べるわねえ」
「ごっつぁんです。ごっつぁんです。ごっつぁんです」
「今度はお茶ね?」
「そうです。自分、お茶はいつも生茶っす」
「そうなの」
「ごっつぁんです」
「それじゃ、そろそろ車押してくださらない?」
「自分、まわし履き替えてきたんで、それはできないです」
「今度も食い込んでるの?」
「食い込んでます」
「なにしに食べるところばかり見せているの?」
「いや、自分は、ただの通りすがりの相撲部なんで」
「相撲部じゃないんでしょ?」
「そうです。ごっつぁんです」
「もういいわ。JAF呼ぶから」
「そうですか。それじゃJAFが来るまで自分が手巻き寿司食べるところを」
「だから! なんであなたが手巻き寿司食べるところ見なきゃならないの?」
「ごっつぁんです。巻き方失敗して、海苔がこっちにハミ出ました」
「そうねえ」
「ごっつぁんです」
「そう」
「じゃあ、今度はさっき食べたおでんの残りの汁を飲みます」
「他でも食べてたのね」
「ごっつぁんです。ごくごく」
「そうなの」
「では、帰ります」
「わけがわからなーい」