新発売! セクシーおいなりちゃん

2015年8月17日月曜日

「お父様、お母さま、お帰りなさいませ」
「やあ! セガレ。セックス帰りだよ」
「左様でございますか。さぞお疲れでしょう」
「そりゃ、もう、突かれて、突かれて、突かれまくって来たからヘトヘト」
「お母さま、そうですか。たしかにいつもよりもぐったりしていなさる」
「それよりも、どうしたんだい? そんなにかしこまって。遊びで肛門に挿入した割り箸でも取れなくなったのかい?」
「そんなお戯れを。そんな事するわけないじゃないですか」
「それじゃあ、どうしたってそんなかしこまっているのかわからないじゃありませんか」
「やだなあ、お父様、お母さま。こんな昼日中から夫婦仲睦まじくお出かけになられてお戻りになられたからには、さぞ夫婦仲のおろしい事でもなさってきたのではなかろうかと思いましてね」
「だから、セックス帰りだと言ったじゃありませんか」
「たしかに申しておりました」
「そこはそれ、そう問いたださずに、勘ぐる事なく、さらりと受け流してはくれないものかね」
「おお、これは、これは。私めにしたことは、これはまた無粋な事をしてしまったものです。これは失礼をば致しました」
「それはそうと食事は?」
「インスタント食品で食事は済ましております」
「それは失礼したものだねえ。気が利かないもので」
「いいえ、それは大した問題ではございません」
「どうかなさったのかね?」
「ものは相談です」
「なにかね?」
「研究に研究を重ねて精進させた日本語ラップを吟じるので聞いてもらいたいのです」
「イヤです」
(キッパリ)