丁度角に当たってるの

2013年7月18日木曜日

「あ! いっけなーい・・・ もうこんな時間。夕飯の準備しなきゃ」
「今21時です」
「あら? おかえり。夕飯どうする? まだ準備してないけど」
「小芝居見たからもう十分です。外で食べて来ました」
「あら、もったいない。これから作るのに」
「これから作るって、もう21時だよ? 自分しか食べないのに」
「それもそうね。じゃあ、カップラーメンにする」
「ないよ」
「じゃあ、冷凍食品」
「それもない」
「じゃあ、ピザ頼む」
「2千円」
「じゃあ、出前頼む」
「ポストにチラシ入ってないからどこが出前やってるかわかんないよ」
「じゃあ、どうするの? コンビニでお弁当買うしか・・・」
「近所だし、買ってくれば?」
「だってビデオの続き見なきゃ」
「そのせいで、みんなどれだけ迷惑かかってるかわかってるの?」
「どうして?」
「料理も作ってくれないで、ものすごい形相でビデオ見てるから、外で食べるしかなかったんだよ」
「あら」
「あら、じゃないよ。どうしてそんなビデオ見てるんだ? すごい表情してたぞ」
「いいじゃない」
「なんで女なのに、壇蜜見てるんだ!」
「いいじゃない!」
「よくないよ!」
「勉強なのよ!」
「そんな勉強しなくていいよ!」
「ずっとご無沙汰なのよ!」
「知ってるけども、痩せろよ!」
「それが原因だったとは!」