丁度角に当たってるの

2013年7月25日木曜日

「今度近所のママ友と集まって、劇団作るの。お芝居に来てね!」
「なんの役ですか?」
「まわしを片手に持って、ステージ上をまわしを振り回しながら駆け抜ける少女よっ!」
「どういうシチュエーションで?」
「前衛劇団なの」
「そういう問題じゃないしに」
「わけわかってやるわけないでしょ?」
「まあ、そうですけども」
「児玉さんなんか奇声を発して豆腐を握りつぶす役なんだから」
「本当に?」
「うそです」
「でしょうねえ」
「そういうウソつかないとお客さん来ないもの」
「まあ、そうかもしれないけども、うそはよくないですよ」
「じゃあ、本当にやるしかないわね・・・」
「それもよくない」
「じゃあ、豆腐握りつぶして奇声発する役だけは児玉さんにやってもらわなきゃ」
「どうして!」
「いじめ」
「ひー!」