どびびん、しゅっ

2010年9月01日土曜日

「ただいまー」
「おかえりー。夏休み最初の学校どうだったの?」
「うん、ぜんぜん普通」
「普通って?」
「えーとねえ・・・ 小島が海で溺れて死んでてねえ・・・」
「あら! 大事件じゃない。お葬式とかはどうしたの?」
「ウチに連絡ないうちにみんなで葬式とか行ってたらしいよ」
「まあ!」
「どうして連絡くんないのかねえ・・・ 大親友だったのに」
「ホント。児島君と毎日遊んでたのにねえ・・・」
「そうだよ。毎日写メ撮ってブログに貼り付けてたりしてたのに、どうしてだろう?」
「お前、あれじゃない? 相沢まきみたいに、スザンヌが結婚してしばらく経ったらすっかり人格変わって、月に何回かくらいにしか九州の番組でしか会わないとかなんじゃないの?」
「そんな!」
「じゃあ、AKBの大島みたいに、卒業前からおおはしゃぎのへそまで出してるPVを・・・」
「俺はPV撮らないよ、お母さん」
「それじゃあ、尚更わからないわねえ・・・」
「そうなんだよ」
「他には?」
「えーと・・・ イメチェンに失敗して、髪を染めて登校してすぐに学校帰された女子がいた」
「誰?」
「いたらしい」
「知らないの?」
「そうなんだよ」
「学校行ってたんじゃなしに?」
「近所で亀と遊んでいたから、学校に着いたのは10時過ぎ」
「ああ・・・ この子はバカだわ・・・」