ほだすほだべすほだべっちゃ

2010年7月07日土曜日

「わきがで悩んでいるんです」
「そうですか」
「わきがの事で友人に相談したら、自殺を勧められて、練習させられました」
「それは友人じゃない」
「そういえば、そうですよね。ローソクと荒縄がないし」
「それも間違ってる」
「それで、先生」
「はい」
「わきがで悩んでいるんですよ」
「ウチは産婦人科です」
「もちろんわかってます」
「どうやって受付を通過したのかが知りたい」
「真剣に悩んでいるんですよ! 先生!」
「だから! ウチは産婦人科であって、皮膚科じゃないの!」
「でも、臭いには強いというか、詳しいでしょ!」
「待てコラ、なんで産婦人科で臭い思い付く!」
「いつも困ってないですか?」
「困ってないなどと言えるか!」
「じゃあ、困ってるんだ」
「そうだよ。帰りに埼玉名物ぎょうざのマンシュウに立ち寄りたくなる職業病を厚生労働省に申請して労災落ちないか聞きたいくらいだ」
「無理です」
「知ってる」
「知ってるって・・・」
「ところで、そんなこと聞きに?」
「いや、どうやって耐えさせているのか、そのコツを・・・」
「わしが知るかい」
「だって! だって! だって、見たかったんだもの! ペリカンとか、この台とか」
「って! そこに登って足を開くんじゃない!」