ほだすほだべすほだべっちゃ
2010年7月05日木曜日
「ウチの中学で柔道で怪我人出しちゃったでしょ?」
「そうだねえ・・・」
「PTAがカンカン」
「そりゃそうだろ」
「いきなり学校にやってきて、ドリフは見るな、食べ物を無駄にするな、しまいには騎乗位の禁止ね、それからリカちゃん人形を配れ・・・」
「それは一言も言ってないんでしょ?」
「そう、そうなんだけどもね? だから、武道はやらなきゃならないし・・・ ってんでどうしようかって職員会議があったら刺青チェック」
「まるで関係の無い話題に会議が発展したんだねえ・・・」
「そうなんだよ。政治家の刺青チェックをしたらハマコー殺しになるからできないってハラだな、あのナチス野郎は」
「それはどうか知らないけども」
「で、思ったんだよ」
「なにが?」
「金をケチって柔道やるから怪我人が出るんだ、他の武道をやるべきだよな」
「どういう?」
「弓道!」
「ちょくちょくふざけて目に矢が突き刺さる」
「そんなの、ヤー!」
「なにそれ」
「いやがってるの」
「駄洒落かよ」
「じゃあ、相撲」
「愛が芽生えたら大変だ」
「そう、そこなんだよ。心配なのが」
「なんじゃそりゃ」
「やっぱり、金かけて剣道じゃないの?」
「高いんだよ?」
「怪我させるわけにもいかんから、PTAを説得して金巻き上げる」
「そううまくはいかないよ」
「じゃあ、柔道でいいや。柔道でいいけども、書道と合体させて、柔道着を着た生徒を逆さにして、髪の毛を筆にして文字を書く」
「大問題だって」