ほんつけほずなすごじょっぱり

2010年8月30日木曜日

「今までナイショだったのだが、実は、お前は俺の誕生日の日にもらったピニャータだったんだよ」
「ええっ! 僕はずっと自分はお父さんの子だと思ってきたのに!」
「ごめん・・・ 今まで黙っていて」
「そ、そんなああああああ!」
「だから、割れてお菓子が出るまで殴り続ける!」
「ギャアアアアアア!」

「ハッ! ・・・・ 夢か・・・ 悪い夢だった・・・」
「どうした? なんかうなされていたぞ?」
「実はね? お父さん。すごく悪い夢を見ていたんだよ」
「どういう夢だい?」
「うん、実は、僕はお父さんの子じゃなくて、実はピニャータだったんだ」
「そんな事あるわけないじゃないか」
「だよね? だって、何度も鏡見たけども、僕はピニャータの形してないし」
「そうだよ。ピニャータなわけなどあるものか」
「だよね? だよね?」
「そうだよ、そうだよ」
「だよね?」
「でも、時々、お前は俺に似てないと思うんだよ」
「ヒッ・・・」