たてわれ小三郎

2010年7月13日火曜日

「あ、ごめん。お前の分のおやつ食っちゃった」
「なに?」
「いや、だって、お前でかけてたし」
「それは本当か?」
「冗談だよ、冗談」
「それならいい」
「うん」
「それで、おやつはなんだったの?」
「近所の駄菓子屋のなんか得たいの知れないゼリー」
「それならいいよ」
「なんだ・・・ 余計な心配しちゃった」
「じゃあ、やっぱり食ったの?」
「実は」
「ああ、いいよ、それくらいなら」
「あれ? お前、いつもなら激怒するのにどうしたの?」
「いや、友達の家で豪華なケーキを食ってきたから・・・」
「稲妻拳法 電撃チェスト!」
「う・・・」