馬車にしないでよ
2009年9月10日木曜日
「明日は9.11の日だ」
「はい」
「だから、テロ組織がその日を狙ってテロを行ってくる可能性が十分ある」
「はい」
「ちょっと、あっち向いてみろ」
バシッ
「痛い・・・」
「それが油断というものだ」
「は、はい」
「たとえ、後ろを向いていても、気が付かなくてはテロは防げない」
「後ろにも目をつけろというんですか?」
「セリフはパクるな」
ビシッ
「痛い・・・ ぶっ・・・」
「お父さんにぶたれたかどうかはこちらは聞いていない」
「うう・・・」
「だから、いつテロが来ても大丈夫なように訓練を行う」
「はい」
「ちょっと、向こう向け」
「はい」
「よけるんじゃない!」
「今、油断するなって言ったじゃないですか!」
「お前、俺の命令が聞けないのか?」
「は、はい」
「しばかれなさい」
「は・・・ はい」
バシッ
「それが油断というものだ」
「教官」
「どうした?」
「私はどうしていいのかわかりません」
「泣け」
「はひ〜ん」