初代インカ帝国皇帝

2009年8月07日金曜日

「困った・・・」
「どうしたの?」
「トイレ行ってたんだよ」
「へえ・・・」
「で、うんこたれたんだよな」
「ああ・・・ 紙が無くなったとか?」
「いや。紙はあったんだよ」
「あったの?」
「ああ」
「それで?」
「で、拭いてるときに、中指が肛門に入ったんだよな」
「ああ・・・ それで肛門が切れて痛いとか?」
「肛門は切れてない」
「そうか・・・」
「で、指が第1関節くらい入ったんだよな」
「わかった・・・ においが取れない?」
「いや、においはついてない。ほら」
「よせよ!」
「しないだろ?」
「知らないって」
「しないんだよ」
「そう」
「で、指が入って、で、あったかいんだよな」
「はあ?」
「で・・・ クーラーのあたり過ぎで手が冷えてたから、丁度いいと思って、しばらくそのままにしてたんだよ」
「なんちゅう事を・・・」
「いや、肛門に指を入れて、指を暖めてた」
「そういう事じゃなしに」
「そういう事だろ」
「そうだけども」
「で、なんか指の周辺にくっついてるわけだ」
「なにが?」
「いや、うんこのかけらとか、紙の細かいのとか・・・」
「具体的に言わなくていいって」
「で、どうしようかと思ったんだけども・・・」
「まさか、なめてないよな」
「なめるかよ」
「だよな」
「においかいだ」
「あら・・・」
「そしたら、くさいわけだ」
「当たり前だ」
「で、俺はなんでこんな事をしているだろう? と、気が付いたわけだ」
「先に気付けよ」