初代インカ帝国皇帝

2009年8月05日水曜日

「お盆も近いから、階段でしようか」
「それを言うなら、お盆も近いから怪談でもしようかじゃない?」
「実に使い古されたツッコミという手法で返答してもらえて、実に光栄であると模範的な解答をするべき場面であることは十分に心得ているのだが、この高潔なる魂は、凡俗なる朽ち果てた手法を多用する安心感よりも、より高いところへと昇華する事を望むのだよ」
「まあ・・・」
「だから、新劇のようなハハハハハを入れて、ポーズを取るのサ!」
「そ、そげな事を・・・」
「ハハハハハ! ハハハハ! ハハハハハ!」

ニカッ

「その、ニカッ は?」
「笑顔だよっ!」
「ニカッ は、笑顔なのね? イカッじゃないのね?」
「もちろんサ! ニカッ サ! イカでズリーセンをして、イカマラとか、そういうくだらない、下品な事は言わないのサ!」
「それって、シモネタじゃないの?」
「否定してるだろ?」
「まあ!」
「だから、ちょっくらその辺でわんわん言ってくらぁ」
「きあああ」