2006

88

2006年11月03日金曜日

「それでは、訓練を行う」
「はい」
「では、最初に、発声練習」
「はい」
「おめ、おめ、おめ。はい」
「おめ、おめ、おめ。はい」
「はいはいらない」
「はい」
「ぽんげ、ほげれけ、ほげれけだんちゃねえ」
「今、なんて?」
「ほんげ、ほげれちょ、ほげれちぇだんちゃねえ」
「少し変わってないですか?」
「うるさい! やれ!」
「はい」
「ほんげ、ほげれちゃ、ほげれちぇだんちゃねぇ」
「ほんげ、ほげれちゃ、ほげれちぇだんべねぇ」
「違う! ビシッ!」
「い、痛い!」
「言った通りやれ! 言った通り」
「こ、こういう時だけしっかり記憶してるし・・・」
「なんか言ったか?」
「いいえ!」
「よし、次。柔軟体操」
「はい」
「それでは寝転がれ」
「はい」
「では、上体を起こし、ちんこくわえなさい」
「く、首の骨が・・・ 首の骨がヘシ折れる、う、ううっ・・・」
「今日のところは、そこまででいい」
「すいません」
「さて・・・」
「ところで、なんの訓練なんですか?」
「アホに見えるようにする訓練だ」
「な、なんのために・・・」
「アホだからだ」
「ひ、ひぃ・・・」