2006

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2006年10月30日月曜日

「ああ・・・」
「なんか憂鬱そうだねえ」
「ああ、ちょっとね」
「なにがあったか話してみろよ」
「実は、宮崎あおいが純愛しているんだってさ」
「してりゃいいじゃんよ」
「ど、どうして! そ、そんなことを!」
「だって、2ちゃんねる名物「肉棒ズブリ」なわけだろ?」
「2ちゃんねる見てるの?」
「いいや、東スポ」
「そうか」
「かかわりたくなさそうな、その表情・・・」
「まあ、まっぴらだけどね」
「で、宮崎あおいが純愛だって・・・」
「バカ者! 純愛なんて、変態だぜ?」
「な、なにを!」
「いや、いいかい? そもそも子孫繁栄、子供を作ることが生物としての役目なわけだ」
「そうなの?」
「そうだよ、生物学的には」
「ホントかよ・・・」
「で、そもそもそれが気持ちいいからってんで、何度も何度もすることが問題なんだよな」
「そうなのかねえ・・・」
「よほど死ににくい生き物ならば、そんなに発情する必要はないのだ」
「まあな」
「だから、そこんところが、なんか間違っている」
「どういうことなの?」
「まあ、そこんところが壊れているわけだが・・・」
「なんじゃそりゃ・・・」
「だけども、そもそも子供を作る行為、つまり、高田文夫氏が言うところの「ぷ、ぷれい、ぷれい」が目的なわけだ」
「今では、すっかりレアになっちゃったねえ」
「バチ当たり者が多いんだよ。で、関係ないところにそれを見て濡らしているわけだ」
「濡れているのか?」
「たしかめてはいないが、なんらかの特別な想いを持っていることは確かだろう」
「そうかねえ」
「あー、だから、自らの獣性を恥ずるが故のなんかじゃないのかな」
「母ちゃん怒りそう」
「まあな」
「ホントかねえ」
「ああ。そうだって。だから、AVの早送りするところなんだよな。あれは女性用の前技の代わり」
「極論だねえ」
「だから、関係ないところに意味を求めているわけだ」
「そうかねえ」
「それと、うんこのついたパンティを吸うのと、どう違う?」
「相当違うだろ」
「いいや、違わない」
「どうして?」
「じゃあ、なんで、「萌え」とか言うからって、わざわざコスプレするのか?」
「は?」
「だから、本来の目的である「それ」とは別のメタ世界に意味を求めているわけだよ」
「へえ」
「で、やはり、答えとしては、純愛は変態だということになる」
「ならないって!」
「いいや、なるんだな」
「どうして?」
「どうも、人間というのは、自分と同じDNAを含む臭いというのを嫌がる習性があるらしい。なんか自分にはない遺伝子を求めたがるそうなんだな」
「ホントに?」
「ディスカバリーチャンネルでやってた。Tシャツ使って実験してたもの」
「でも、メタとしては、安心感から、自分と共通項を多く含むものを選びたがる」
「うそだろ、そりゃ」
「いや、そうだね」
「まゆつばだな、そりゃ」
「だから、うそばっかりついているんだよな」
「どういうこと?」
「純愛とほざくことは、たんなるムッツリすけべ」
「そうじゃないだろ」
「自らがハードなファックを求めているが、そいつを否定したいというなにか、だろうな」
「で、今手にしているその少女漫画はなんなの?」
「いやん・・・」
「い、いやんって・・・」