2006
155
2006年11月16日木曜日
「お父さん」
「なんだい?」
「紹介したい人がいるんだ」
「いよいよか・・・」
「ええ」
「待たせちゃいけない。今すぐお連れして」
「はい」
「それでは紹介致します!
こちらがそばをすするワンちゃんを買っている大村さんです! わー」
「いや、わーって・・・」
「それでは、ワンちゃん、実際にやってみてください。よろしいですか?」
「あら、あら・・・」
「どうしたんだい? なんか妙な動作を・・・」
「あの、なんか妙な腰の動きなんですけど・・・」
「いえ、なんでもないです。こら! タロウ!」
「あら、ここでションベンするなって!」
「ごめんなさい、お父さん、きちんと言っておきますから・・・」
「これ! タロウ! ダメでしょ!」
「どうするわけ?」
「どうするって・・・」
「どうして、よくわからんおじさん連れて来るの?」
「なんだ! 誰がよくわからないおじさんだ!」
「すいません、とりあえず、泣きます」
「よし」
「ひひぃ〜ん」
「はい、タロウ、ちんちん」