後家さん金箔シヨウ

2005年11月14日月曜日

「いらっしゃいませ。おひとりですか?」
「彼女いない歴5年」
「そういうことじゃなくて」
「あら」
「おひとりですか?」
「いなかに母親と兄がいて、父親は肝硬変で・・・」
「そういうことでもないです」
「あら」
「おひとりですか?」
「ええ。まあ。一匹猫を飼っていて、シンシア・ジェーン・ハミルトン・マイナーっていうんだけども、中々自分の名前を覚えなくて困っているんですよ」
「そうじゃなしに」
「おひとりですね?」
「ええ。まあ」
「あちらのカウンター席にご案内致します」
「それじゃ用心しなきゃ」
「は?」
「カウンター喰らうんでしょ?」
「は?」
「困った客だと思っているな?」
「な、なぜに・・・ なぜわかったんだあああ!」
「ふ、俺様には全てお見通しなのさ」
「ま、まさかああああ」
「その、まさか、が、俺だ」
「快傑ズバット?」
「ここだけの話」
「ええっ、ええっ! 本当に?」
「本気にするとはああああああ!」
「あ、朝ズバ!」
「ひ、ひいい!」