後家さん金箔シヨウ

2005年11月08日火曜日 part three.

「いらっしゃいませ」
「あの、食べられる花はありません。じゃあ」
「は?」
「いや、そうじゃない・・・ 食べられる花はありませんか?」
「いや、今、あなた言葉いい間違えたけれど、そのまま通そうとしませんでしたか?」
「な、なにい? なんだとお?」
「その胸ぐらの手!」
「は・・・ すいません・・・」
「いえ、いいんですよ。青春のあまやち・・・」
「あなた、いい間違えましたね?」
「それよりも、このハエが気になる・・・」
「まあね・・・」
「それで?」
「食べられる花ありませんか?」
「このケシの花なんかいかがです?」
「うーん・・・ バッドとりっぷぅ」
「あ、目が飛んでいる・・・」
「駄目ですよ、こんなの。他には?」
「このトリカブトは?」
「駄目に決まってるでしょ! 死んじゃったらどうすんの?」
「とりあえず、警察に通報しますね、アタシは」
「あんたじゃなしに」
「うーん・・・ 死後硬直する・・・」
「そういう小さいネタやっている場合じゃないでしょ、あーた」
「はい」
「トリカブトはだめ」
「じゃあ、この夾竹桃は?」
「うん、これ。パク」
「あ、食べちゃった・・・」
「うーんバタ」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫。保険入れて来た」
「そうだったとは!」
「アナルに」
「ひ、ひいいい」
「泡ふいちゃう」
「なんてバカなんだ・・・」
「ところで夾竹桃ってなに?」
「トリカブトです」
「それを早く言え」
「ぎゃふん」

ぶぱぱぱ、ぶぱぱ、ぶぱ、ぱあー