ソリマンカン・チャチョイ
2004年08月24日火曜日
「お父さん」
「なんだい? そんなに改まって」
「お父さん」
「うむ」
「紹介したい人がいるの」
「いよいよか」
「ええ」
「どういう人なの?」
「いい人よ」
「どういい人なの?」
「とてもやさしくて頼もしい人なの」
「それはいいことだね」
「ええ」
「それで、なんて人だい?」
「木村与兵衛」
「は?」
「木村与兵衛さん」
「どうして?」
「いや、だから、木村与兵衛」
「またぁ、咲子ったら・・・」
「え? どうしたの?」
「またかつごうとして・・・」
「そうじゃないわよ」
「その木村与兵衛さんて、いくつの人なの?」
「一人」
「そのいくつじゃないでしょ。なにを今更ってボケはやめなさい」
「68」
「68?」
「そう。68」
「お前、そんな68の人と?」
「まだなにもしてない! してない!」
「そういうことじゃなしに。でも、なにもなくてよかった・・・」
「なにを言っているの?」
「え? なんでもない」
「紹介していい?」
「いや、なんていうのか・・・」
「”いらっしゃい”って言えばいいのよ」
「だから、なにを今更ってボケはいいから」
「はい」
「それでいつ来るの?」
「今来ているの」
「それじゃお待たせしちゃいけないから、今すぐお連れしなきゃ」
「それでは紹介します!
木村与兵衛さん68歳。
近所では評判の太鼓おじいちゃんで、毎朝4時に起きて太鼓を叩いている、近所迷惑なお元気おじいちゃんです。
わー」
「”わー”じゃなしに。
そんなの私に紹介してどうするわけ」
「これでコント オチる?」
「オチない」
「オチないよね・・・」
「当たり前」
「オチないか・・・」
「どうする?」
「ちた噛んでちんでやるぅ」
「もうかんどるやん!」
「なにを今更ってツッコミよね、それ」
「痛い! 痛いところを突かれた! ああ!」
「あんたはえぼ痔のアナルファックかい!」
「どうもありがとうございましたー」