大村孝之
2004年7月21日水曜日
「温泉行きたいなあ」
「こんなに暑いのにかい」
「いいじゃないか!」
「いや、海の方が良くない?」
「海行ってから温泉があるだろ」
「まあな」
「おおよ」
「でも、こんなクソ暑いのに温泉思い浮かべる奴も珍しいぜ?」
「そうかい?」
「そうだよ」
「いや、なんか電車待ってると風呂上がり者みたいなのをよく見るからさ」
「それは電車の本数が少ない所に住んでるからだよ」
「ほっとけ」
「しかし、なんだな・・・」
「なに」
「こうクソ暑いのに、どうして女は男より厚着しているってのに、汗でグショグショで服が透けないのかねえ」
「ほんとだねえ」
「透けたらいいのになあ」
「ああ。まったくだ」
「ビーチクなんぞ見たいものだ」
「見たいねえ」
「だろ?」
「えーけえーみーもいいよな」
「黒いパンテみたいに見えるだろうな」
「それもTバックの」
「やけに小さい!」
「そうそう!」
「それで、どうして白いパンツの女ってTバックで歩かないのかなあ」
「なんで?」
「いや、かならず下着透けているのにちっとも気に懸けていないから、あれは恐らくそれを想定して履いているわけだろ?」
「どうかわかんないけどねえ」
「でも、しっかり白いパンツの下の下着がクッキリ見えるよなあ」
「色までは分かんないけどなあ」
「なぜ白なんだろう?」
「知らん」
「これで捕まったらどうする?」
「捕まりゃしないけども」
「いや、なんかわけのわからん理由をつけ出すかもしれんぜ?」
「んなことするかい」
「でも、そういうマニアっているよな」
「いるの?」
「いるんだよ。ずっとジーパンのケツばっかり追っかけてるビデオとかあるんだよ」
「つまんなさそうだなあ」
「案の定つまんないんだよ」
「やっぱり?」
「あれは3Dだからいいんだよ」
「おいおい」