チネンスキー・ソコフ

2004年2月01日日曜日

「おかげさまで歩けるようになりました。これも先生のおかげです」
「いえ、いいんですよ。お大事に」
「なにをだ!」
「い、いや、お体を、です」
「ふっ。それでも脅しのつもりか!」
「ひっ! ひぃ!」
「お前、どこの組のもんじゃい」
「え? いえ、わたしはただの医者です・・・」
「俺にそういうウソが通じると思ってんのか?」
「ウソじゃありません!」
「なんぼ注射打った? あん?」
「感じてるんですか?」
「その”あん”じゃねえよ!」
「ひっ!」
「一本いくらでやっているんだ?」
「い、いえ、保険で・・・」
「ここを誰の島だと思ってやっているんだ? あん?」
「感じていらっしゃる?」
「だから! 感じてねえってんだよ!」
「ひっ! ひい!」
「馬鹿野郎。俺を婆ちゃんだと思ってなめんじゃねえぞ?」
「ペロ」
「はうん」
「感じてんじゃんよ!」
「だめなのん・・・」

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