たれ

2002年06月20日木曜日

「それでこの前、ぷう、あ、屁ぇ出ちゃったわ」
「”屁ぇ出ちゃったわ”じゃないだろ」
「だって出たんだからしょうがないじゃない」
「お前、それでも女か?」
「身に覚えがないとは言わさない」
「はい、たしかに・・・
って! そうじゃないの!」
「それでこの前、ぷう、また屁が出ちゃったわ」
「また出すか? この野郎、また出すか?」
「出ちゃったんだからしょうがないじゃない。今から吸おうか?」
「吸え! すべて吸い込め! そして、パンクして死んでしまえ!」

「まあ、まあ、お二人さん。喧嘩はおよしなさい」
「お、お前は誰だ?」
「ただの通りすがりの怪しい男ですよ」
「なんだ、そうだったのか」
「アタシも納得。ぷう」
「あ、くっせー」
「うーん、ちょっとたまごっぺですね?」
「だから、貴様は誰なんだ!」
「アッシですかい?
アッシは、ただの通りがかりの・・・」
「怪しい男か?」
「いえ、遊び人の金さんです」
「そんな職業あるかっての!」
「バレちゃしょうがねえ、消えてもらうぜ?
フッ!」
「なにそれ」
「あ! 吹き矢が効かない!」
「なに塗ったんだ?」
「オリバーソース」
「馬鹿野郎」
「ごめーんねっと
ばびっちょ」
「あ! 消えた!
・・・ モグタンだったのか・・・」

「帰ってきたでぇ〜」
「あ! カーネル・サンダース氏って、って、きちんと「氏」をケツにつけないとダメ、の、後ろに隠れていたのか!」
「バックもできるでぇ〜」
「あ! たしかに、バックしている!」
「ババアもびっくし」
「あ! 通りすがりの婆さんも驚いている! ぷう」