愛のもじゃもじゃ
2002年08月28日水曜日
「ねえ、たかしぃ。アタシ、のど乾いた」
「なんだよ、ガキみたいに。ジュースでも買ってくりゃいいだろよ」
「なによ、それ! どういうこと?」
「お前がジェットコースターに乗りたいって言うから2時間待ってんじゃんよ」
「なにそれ? 買って来てくんないの?」
「当たり前だ、馬鹿ヤロ、2時間待ってたってのに、ジュース飲みたいぐらいでパーにするか?」
「じゃあ、アタシが待ってるから、たかし行って来てよ」
「のどが乾いたのは、お前だろよ!」
「じゃあ、仕方ない。それじゃ行って来るから、ちゃんと待っててね」
「じゃあ、俺コーラね」
「図々しい!」
「お前だって!」
「で、どこにジュース売ってんの?」
「あそこで聞いてくればいいじゃん」
「うん、わかった」
…
「なんかあっちの方で。人が集まっているぞ…
って!
ミキッペじゃん! あれ!」
「おい! そこでなにしてんだ!」
「え? あそこで聞いているんだけど?」
「そんなとこ指で広げるなよ!」
「いや、あそこで聞いてるんだけど」
「ちょっと赤黒いぞ」
「あなたのせいよ!」