愛のもじゃもじゃ

2002年08月05日月曜日

「やっぱ、海もいいけど、プールもいいよな」
「まあ、しゃあないからな」
「なんだよ、その言い方は」
「いや、見ろよ。ガキばっかりだぜ?」
「まあ、たしかに」
「お前、いっしょになって、ウオーター・スライダー乗るか? ぎゃーとか言って」
「それはしない。っていうか、やっぱ、目的はナオンだろ、やっぱ」
「お前、母ちゃんばっかりだぜ?」
「いや、わからんぞ。
ねえ、彼女」
「え?」
「ねえ、ママ、このおじちゃん誰?」
「あ、ごめんなさい。後ろ姿が似てたもんで…」
「ほんと、すいません。ほんと、コイツ、馬鹿なもんで。
ねえ?
誰が、こんなお母んと間違えるかってんですよ。
ねえ?」
「失礼ね!」
「おい! 馬鹿! 余計なこと言うんじゃないよ!」
「な? だろ?」
「"だろ?" じゃないだろ。あわてて逃げなきゃならなかったんだから…」
「な? ガキと母ちゃんばっかりなんだって」
「そうか…
って!
そういうお前こそ、なんか大胆な水着はいているよなあ…」
「だろ? このハイレグ、中々大胆だろ?」
「母ちゃんばっかりだってお前が言ってたんじゃないのか?」
「これでもう、御無沙汰の後家さんが見ただけで昇天」
「なんか馬鹿なこと言っているか? なあ? おい」
「気にするなって」
「なんか、そういうハイレグ見てると、なんか引っ張り上げたくなるよな…」
「馬鹿! やめろよ! ガキじゃないんだから」
「えい! 食いこませてやれ!」
ぐい!
「あ! 体が真っ二つ…」
「お前はベト君か!」
「うーん、ベトベト、ドクドク」
「だめだこりゃ」

ぶぱぱ、ぶぱぱ、ぶぱ、ぱぁ〜