2002年2月2日 土曜日

 午後 21:03



 そんで、ソルトレイク・オリンピックがあるそうなので、モルモン特集である。
 モルモン教ってのは、日本で「アナタハ神ヲ信ジマスカ」ってほざいているジンガイでおなじみだが、あれはキリスト教ではない。
 驚くべきことに、マジだ。
 それらについては、シャーロック・ホームズの第1作、アーサー・コナンドイルの「緋色の研究」を参照するといい。
 モルモン教というのは、ブリガム・ヤングの個人崇拝の宗教なのだ。

 イギリスのピューリタンだったかな・・・ それらが、かの有名なメイ・フラワー号に乗って、アメリカ大陸に移民したわけだが、その中には、極めてカルトな宗教の人々も乗っていたわけだ。
「新天地を求めて」と。
 そんな中に、モルモン教の教祖のブリガム・ヤングもいたわけだ。
 そんで、彼らはユタ州に自分らの街を築いたわけだ。

 その街作りの際の効率を考えてできたのが、「禁酒、禁煙、浮気は駄目」という、いわゆるモルモン教の掟だが、これらがピューリタニズム、まあ、禁欲主義でもいいが、それらが含まれていそうにも、一見見える。
 だが、最後の「浮気の禁止」がポイントで、モルモン教は、一夫多妻制だったのだ。現在ではやっていないが。
 そこが、モルモンがブリガム・ヤングの個人崇拝らしいところで、結局、彼の都合だったわけだ。いくつもの嫁さんを貰いたいという。
 だもんで、「浮気の禁止」だ。

 ちっとも立派じゃないのだ。始まりは。
 そんで、禁酒、禁煙の掟があるために、ユタ州の人間は甘いものをよく食べる結果、糖尿病にかかるものが多く、足の親指を切断して、杖をついて歩いているものが多いそうだ。

 ケント・デリカット、ケント・ギルバートなど、よくユタ州出身の日本語のしゃべれるジンガイのタレントがいるが、それも、やっぱり、「アナタハ神を信ジマスカ」で来たことが始まりだったりする。

 で、どうして、彼らがキリスト教ではないのに、キリスト教の話をするのかだが、モルモン教においては、ブリガム・ヤングが救世主なんだな・・・
 もう、とっくに死んでいるんだけど。
 そういうこと。
 やはり、背景には清教徒達の移民も関わってくる。
 だから、厳密にはキリスト教ではないのだが、聖書を用いているわけだ。

 だもんで、もし、「アナタハ・・・」なんてことをジンガイが言って来たならば、「ブリガム・ヤングは信じない」とでも言って、ケリを入れておこう。

 ちなみに、斉藤由貴はモルモン教に入ってる。

 そんで、俺は完全なる無神論者で、マテアリストである。
 なんせ、21世紀のテーマは「神、宗教からの解放」であると宣言しているわけでね。
 それを行うのが、科学であり、人類の英知だと考えている。
 ゆえに、神も幽霊も存在しないし、精神世界も否定している。
 それについては、医学的認識の事実も含んでいる。
 つまり、精神は脳の働きによるものであり、生命、霊魂は物体よりも先に存在しないという、実に当たり前のことだ。(このことを突き詰めると、幽霊なるものが存在しえないということが、論理的に導かれる)
 これは推論、論理の宿題としておくので、各自でやってみよう。

 たまには、多少の学術的な話もするのだ。